◉五所川原市/津軽金山焼敷地内
きづな広場

祈りの道しるべガイドマップ

 津軽富士とも呼ばれる岩木山を望む五所川原市の郊外に、「津軽金山焼」の工房はある。年間約20万人が陶芸教室や観光で訪れ、近年では海外からの旅行客も多い。
 「きづな広場」は、福島の人たちが書いたメッセージが入った桜型の陶板が貼ってあるモニュメントと仁王像、そして郡山のロータリークラブから送られた三春町の滝桜の子孫樹16本で構成されている。原発事故により避難を余儀なくされた浪江町には「大堀相馬焼」という焼物があり、震災前はここと産地交流をしていた。郡山市では毎年展示会も開かれていた。そういった縁もあり、福島の震災は他人事ではなかった。福島の大変な状況は、いまだ現在進行形だ。それを風化させないために、多くの人が訪れるこの工房に「きづな広場」を造った。
 震災直後には、すべてのものが流されて紙コップでお茶を飲んでいる被災者の姿を見て、工房総出で2万個の湯呑を作り、被災地に送り出した。また依頼があれば、被災したお寺や神社に狛犬などを作って寄贈している。
 「福島はひとごとじゃない」
 大自然の巨大な力の前に人間は無力だが、助け合うことによって人間は生き続けることができる。何十年かかるかわからない。それでも、福島の人々が元の幸せな生活を取り戻すまで寄り添っていきたいと考えている。

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