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東北管区教化センターとは

役割

曹洞宗教化センターは、曹洞宗宗務庁教化部(曹洞宗の教化活動を統括する組織)に所属し、曹洞宗の布教教化方針に基づき、管区における本部布教の推進、教化に関する研究及び資料の収集を目的として開設されました。

現在、全国を9つの管区に分け、北海道・東北・北信越・関東・東海・近畿・中国・四国・九州の各管区に設置されています。

SOTO ZEN ロゴマーク

  • 坐禅・・・3つの円が、身体・手・法界定印をあらわす
  • 人権・・・一つひとつの円が、人間の尊厳をあらわす
  • 平和・・・全体を包む円が、「和」をあらわす
  • 環境・・・すべての円が人間と環境との調和をあらわす

令和三年度布教教化方針

 曹洞宗の布教教化は、一仏両祖の御教えを実践する中で、信仰の生活から生まれる深い喜びと安心を願い、その実現を目指すものです。先の見えない不安で困難な時代にあっても、私たちは今こそ「竿頭の先に未来をひらく」の決意のもと、未来を見据え、更なる一歩を踏み出さなければなりません。
 本年度の布教教化方針は、これまで推進してきた「禅の実践」「一仏両祖への帰依」「菩薩行の実践」と共に、昨年度に引き続き、菩薩行の実践としての「SDGs(エスディージーズ)」への取り組みを推進することといたします。
 宗門においては長い間「人権・平和・環境」のスローガンを掲げ、様ざまな取り組みがなされてきました。これらは貧困や差別、環境や平和の問題を包括的に理解し、連携して取り組もうというSDGs と、志を同じくするものです。世界中の人びとのために、次世代の「いのち」のために、身近な生活を振り返り自分が出来ることを考え、少しずつでも歩みを進めて参りましょう。
 SDGs への取り組みと併せて、これまで布教教化方針として定めてきた、部落差別やコロナ感染症に対する差別や偏見等あらゆる差別の根絶、平和な社会の実現、地球環境への配慮、東日本大震災及び原発事故、また多発する災害の被災地支援、自死問題への対応などの取り組みも引き続き進めてまいります。
 その基軸となる指針として、以下の項目を定めます。

一、一仏両祖を敬い、おとなえの普及につとめます。
 私たちは、日々「南無釈迦牟尼仏」「南無高祖承陽大師道元禅師」「南無太祖常済大師瑩山禅師」とおとなえし、その御教えに学び受け継ぎ、日々の行いに生かしていくことの大切さを伝えていきます。

二、禅の実践をすすめます。
 私たちは、寺院の内外を問わず、様ざまな機会において坐禅の実践をすすめます。より多くの方が坐禅に親しめるよう、いす坐禅やオンラインでの坐禅会、またインターネットによる動画の配信等を活用し、常に坐禅普及の可能性を模索してまいります。
 そして不安で落ち着かない社会の中にあっても、身と息と心を調える坐禅を中心とした「禅の生き方の実践」が、智慧と慈悲を育み、確かな人生の基軸となることを人びとに伝えひろめます。

三、『修証義』「四大綱領」に基づく菩薩行の実践をすすめます。
 私たちは、本宗の教義である『修証義』「四大綱領(懺悔滅罪・受戒入位・発願利生・行持報恩)」に基づき、布施・愛語・利行・同事の四摂法に代表される菩薩行の実践をすすめます。そして、世界中の人びとの幸せと安寧を願い行動することが、自身を菩薩として成長させる大切な修行になること、更には自分自身の深い喜びと安心につながることを伝えていきます。

四、人と人とのつながりを大切にして、全ての人びとが救われる関係づくりを目指します。
 私たちは、寺院を場とした教化活動にとどまらず、積極的に地域社会に働きかけることで、人々の悲しみや苦悩に学び、寄り添い、助け合える関係を築けるようつとめます。このコロナ禍において、人と人との接触が制限される状況にあっても、手紙やメール、電話などの様々な方法を駆使して、こころが通う温かな関係を大切にします。
 また、仏事が、簡略化されがちな世情の中で、改めて、生き死にを超えたつながりの大切さを伝え、出来る限りのご供養が営めるよう力を尽くします。

※SDGs (Sustainable Development Goals )は「持続可能な開発目標」と訳され、二〇一五年の国連サミットで加盟一九三ヵ国の全会一致で採択された「貧困や飢餓の解消」「平和的社会の実現」などに関連する十七の課題を、統合的・包括的に解決していこうとする国際目標です。